毎月(年)必要な維持管理費
1)固定資産税
固定資産税は一般的に物件価格の0.3%~0.4%位で、住宅の評価額に応じて課税されます。(*各市によって固定資産税の税率は異なります)
例:35歳の人が50万ドルの物件をを本宅と利用している場合、月約100ドル
評価額が160万ドル以下で本宅として利用している場合は、固定資産税から毎年570ドルを控除してもらえます。(65歳以上の方が本宅として利用している場合は、毎年845ドルを控除してもらえます。)また、評価額に納得いかない場合は、2月1日までにBC Assessmentに問い合わせ再評価をお願いすることも可能です。
また、以下の条件に該当する方々は、B.C.’s Property Tax Deferment programを利用し、固定資産税の支払いを低利子で遅延させることもできます。
お子さんのいらっしゃる方、55歳以上の方、伴侶を亡くされた方、障害をお持ちの方
2)住宅保険料
一般的に一軒家は月100ドル程~、、タウンハウスの場合は月50ドル程~、コンドの場合は月50ドル程~です。(加入される保険の内容により大きく異なります)
普段からメンテナンスをきちんと行っていた状況で、突発的な事故があった場合、(仮にその事故の原因が自分にあったとしても)所有しているお部屋の修理代は管理組合の保険が適用され、その自己負担額(ディダクティブル)のみを支払えば済むケースも少なくありません。(*ただし、管理組合が加入している保険が適用されるかどうかはケースバイケースです)近年、管理組合で加入する住宅保険の自己負担額や修理代が大きく値上がりしていることもあり、住宅保険には必ず入られることをお勧めいたします。
動画でのご説明はこちら
(テナントが、住宅保険に未加入であったために大きな負担を負うことになる事例も。詳細はこちら)
3)管理費及び修繕積立金
コンドミニアム、タウンハウス等の管理組合がある場合に必要となります。
例:維持管理費300ドル(築25年木造コンドミニアム、1000sft)
維持管理費は、基本的に建物の構造(タウンハウスかコンドミニアムか、コンクリート造か木造か等、ローホーム等は管理費が不要)、築年数、大規模修繕の必要性、プール、ジム等の共有の設備の有無、水道光熱費込か否か、各物件の広さ、等により異なります。
また、古い一軒家は、耐熱材や外壁、暖房装置等の建物(場合よっては土地)の劣化を修理するために、思いのほか費用と労力がかかる場合があります。購入前は物件の状態をよくよく確認しておかれることをお勧めします。
一軒家の場合、毎月決まった管理費がかからないのはメリットですが、全ての維持費、修繕費をご自身で支払う必要があります。
*コンドミニアムやタウンハウスに住む場合、維持管理費が低いことにこしたことはありませんが、必要性の高い大規模修繕が終わったために低く抑えられているのか、それとも単に住民達の建物の維持管理に対する関心の欠如や経済力不足によるものなのか等を出来る範囲で確認しておけるとよいです。
4) 水道光熱費及びその他費用
コンドミニアム(1ベッドルーム)の場合、月20ドル程~
タウンハウスの場合は、月100ドル~/1200sft
一軒家の場合250ドル~
(広さ、建物の品質、暖房の種類により、大きく異なる)
コンドミニアムの場合、水、お湯、ガス、ごみ収集、ガーデニング、雪除代等が管理費に含まれているところが多いため、洗濯乾燥機や食器洗浄機、暖房等の使用による電気代がメインとなります。管理費が高い分、ユーティリティがあまりかからないのはメリットです。(特に上下、左右が他のユニットに囲まれている場合は、電気代は低くおさえられます)
タウンハウスの場合は、管理費にごみ収集、ガーデニング、雪かき代等は含まれていますが、ほとんどの物件はそれ以外の費用は含まれておりません。
*冬の暖房費は高くつきます。広いお家を購入される場合は、ガスボイラーを利用できる物件を選ぶと多少なりとも光熱費の節約につながります。古い一軒家で外壁や窓等が劣化していたり、断熱材がしっかりと機能していない場合は大きな光熱費がかかります。
(冬の暖房費は、一般的に、1500sftのタウンハウスで$150~300)
5)インターネット、ケーブルテレビ
月10ドル~200ドル程です。(インターネットのみであれば、収入が少ない場合は10ドル位からです。学生は割引を受けられることもあります。インターネットのプロバイダーは常に顧客獲得競争に躍起になっていますので、上手く交渉いたしましょう)
6)住宅ローン
モーゲージ計算表にて各自ご確認ください。