
過去10年程の間、ニューウェストミンスターは「オールドタウン」というイメージを払拭するためにシティーホール周辺を再開発してきており、クリスマスシーズンには様々なイベントを開催する等、以前と比べて雰囲気が明るく賑やかになった。(詳細はこちら)
住民はベトナムをはじめとしてアジア系の割合が増えつつあるが、依然として、白人が多く住んでいる印象がある。
ニューウェストミンスターは、リーズナブルな価格とバンクーバーへの交通利便性の良さ(特にスカイトレイン駅周辺地域の場合)が魅力。ダウンタウンまで車で30分強、スカイトレインで40分程で行くことができ、クウィーンスボロウ・エリアでなければバンクーバーに出るのに橋を渡る必要もない。また、医療面と気候面での評価が高く、若い世代の中で人気が高まっている(詳細はこちら)
グレンブレック・ノースやウェストエンド等(フレーザーリバーの北側にある丘陵地を登り切ったエリア)には一軒家をメインとした閑静な住宅街がある。ここには多くのオシャレなヘリテージ物件やフレーザーリバーを見渡せる眺めの良い物件等も多く、ニューウェストミンスターの中では住環境が良いエリア。経済的に余裕のある白人の家族も多く住んでいるイメージがあり、学区の定評がある。
丘陵地の麓にあるスカイトレインのニューウェストミンスター駅には、駅ビル(プラザ88)があり、映画館、スーパー、レストラン等、多くのお店が入っており、特に平日は、ダグラスカレッジの学生をはじめとした若者達が溢れている。ただし、当駅近くにホームレスの人たちのための施設がある等、駅の周辺は治安が良くなく、夜間に一人で外出するのはあまりおすすめできない。
ただし、ロイヤル・シティ・センター(大型ショッピングセンター)を始めとした商業施設の多くあるアップタウン周辺エリアは、賃貸専用の築古低層アパートが多くあり、けして住環境が良いとは言えない。(特に8thストリートと丘の中腹周辺のエリア)
ニューウェストミンスター駅の南側にある汽車用の線路を越えると、フレーザーリバー沿いに遊歩道、リバーマーケット、フレーザーリバー博物館、シーフードレストラン等があり、市民の憩いの場となっている。最近、当エリアの東部は開発整備が進められ、綺麗な公園となっている。当エリアには、フレーザーリバーを見渡せるお手頃な価格の築古低層コンドミニアムも多い。
(*ニューウェストミンスター駅の周辺は一日中列車の音がして困っているという苦情もある。詳細はこちら)
フレーザーリバー沿いの遊歩道、リバーマーケットの映像はこちら
フレーザーリバーを渡った地域(リッチモンドと同じ三角州エリアにある地域)であるクィーンスボロウは、海抜が低く地盤も弱いと思われる。この地域は住宅と工場が混在しており、汚染された土を扱う工場の建設に住民が反対していたりする等、住環境としてはパッとしないイメージもあるが治安は悪くない。最近、当エリアにはインド人も増えている。(詳細はこちら)
ロイヤル・コロンビアン病院のあるサパトンエリアでは、居住用のハイライズが建設され続けている。汽車の汽笛の音が問題になることはあるが、治安が悪くもなく、スカイトレイン駅、大病院、Save on Foods、Shoppers drug等があり、利便性も悪くない。ただし、中・高校までのアクセスはイマイチ。
ニューウェストミンスターとサレーをつなぐ橋(Pattullo Bridge)が14億ドルの建築費をかけリニューアルされることが決まった。車線は現在と同じ4車線になる予定。(詳細はこちら)
ニューウェストミンスターは、ある調査では、子育てに良い都市ランキング、国内15位を獲得している等、グレンブルック中学校をはじめとして、評判の良い学校が多い事でも知られている。高校は、ニューウェストミンスター・セカンダリー(9~12学年)一校のみ。当校は、2021年に校舎が新設され、IBプログラムを受けることもできる等、定評があり、留学生達にも評判が良い。(詳細はこちら)
2024年春ごろに、プールとレクレーションセンターが、100億円以上かけ、リモデリングされオープンする予定(詳細はこちら)