
フレーザーリバーの北側にある丘陵地を登り切ったエリアには一軒家をメインとした閑静な住宅街がある。ここには多くのオシャレなヘリテージ物件やフレーザーリバーを見渡せる眺めの良い物件等も多く、ニューウェストミンスターの中では住環境が一番良い。白人が多く住んでいる印象がある。
丘陵地の麓にあるスカイトレインのニューウェストミンスター駅は駅ビル(プラザ88)として開発され、映画館、スーパー、レストラン等の多くの店舗があり大変便利。特に平日は当駅近くにあるダグラスカレッジの学生をはじめとした若者でにぎわいをみせる。
(*ニューウェストミンスター駅の周辺は一日中列車の音がして困っているという苦情もある。詳細はこちら)
当駅近くにホームレスの人たちのための避難施設がある等、ダウンタウン及びアップタウン(北側の丘陵地の上にある商業施設の多い場所)の周辺はあまり治安が良くなく、夜間に一人で外出するのはあまりおすすめできない。8thストリートと丘の中腹周辺のエリアには、賃貸用の低層アパートが多くあり、黒人やヒスパニック系の方々も多く住んでいるが、住環境としては、けして良いとは言えない。
当駅の南側にある汽車用の線路を越えると、フレーザーリバー沿いに遊歩道、リバーマーケット、フレーザーリバー博物館、シーフードレストラン等があり、市民の憩いの場となっている。
このエリアは多少築年数はあるがフレーザーリバーを見渡せるお手頃な値段の低層コンドミニアムも多い。(但し、川沿いにあるため川の氾濫等による自然災害にあう恐れがある)
フレーザーリバーを渡った地域(リッチモンドと同じ三角州エリアにある地域)であるクィーンスボロウは、海抜が低く地盤も弱いと思われる。この地域は住宅と工場が混在しており、汚染された土を扱う工場の建設に住民が反対していたりする等、住環境としてはパッとしないイメージもあるが、ニューウェストミンスターのダウンタウンやアップタウン周辺と比べると治安面ではまだ良いと思われる。このエリアにはインド人が増えている。(詳細はこちら)
ロイヤル・コロンビアン病院のあるサパートンエリアでは、住居用のハイライズが建設され続けている。汽車の汽笛の音が問題になることはあるが、治安が特に悪いわけでもなく、大病院、Save on Foods、Shoppers drug等があり、利便性はそう悪くない。ただし、各学校が少し離れているのが、小さなお子さんのいる方には難点。
ニューウェストミンスターは過去10年程の間、「オールドタウン」というイメージを払拭するためにもシティーホール周辺を少しづつ再開発しており、クリスマスシーズンには様々なイベントを開催する等、以前と比べて雰囲気が明るく賑やかになった。(詳細はこちら)
住民はベトナムをはじめとしてアジア系の割合が増えつつあるが、周辺の地域と比べるとまだ白人が多く住んでいる。
価格帯の低さとバンクーバーへの交通利便性の良さ(スカイトレイン駅周辺の物件であれば)が魅力。(ダウンタウンまで車で30分程、スカイトレインで40分程のところにあること、クウィーンスボロウエリアでなければバンクーバーに出るのに橋を渡る必要もないのも良い)医療面と気候面での評価が高く、若い世代の中で人気が高まっている(詳細はこちら)
ニューウェストミンスターとサレーをつなぐ橋(Pattullo Bridge)が14億ドルの建築費をかけリニューアルされることが決まった。車線は現在と同じ4車線になる予定。(詳細はこちら)