サレー等の郊外エリアの発展の影響もあり、バンクーバーの中心エリアから当エリアへ移住する人も増えてきている。住民の構成は、ベトナムをはじめとしたアジア系が増えているものの、依然として白人が多く住んでいる。
当エリアは、比較的リーズナブルな住宅価格とバンクーバー、サレー、バーナビー、コキットラム等へのアクセスの良さ(特にスカイトレイン駅周辺地域)が魅力。ダウンタウンまで車でも、スカイトレインでも40分程で行くことができる。
医療、学区、気候等での評価が高く(詳細はこちら)ある調査では、「子育てに良い都市ランキング」で国内15位を獲得している等、子育て世代の家族にも人気が高まっている。
ただ、全国平均と比べて、犯罪率が13%高い等、スカイトレイン駅周辺を中心に治安面での懸念があるため、エリアの選択は大切。
グレンブレック・ノース、ウェスト・エンド等(フレーザーリバーの北側にある丘陵地の上のエリア)には、一軒家をメインとした閑静な住宅街がある。ここにはオシャレなヘリテージ物件やフレーザーリバーを見渡せる眺めの良い物件も多く、ニューウェストミンスターの中では住環境が良く人気のあるエリア。経済的に余裕のある白人の家族も多く住んでいる印象がある。
当エリアからさほど離れていないアップタウンの周辺エリアには、商業地域(ショッピングモール等)と住宅地域が混在している。住宅地域には、賃料が比較的リーズナブルな賃貸専用アパートが多く、様々な国から来た人々が集まっていることもあり、治安面での課題がある。(特に8thストリートと丘の中腹周辺のエリア)
丘陵地の麓にあるスカイトレインのニューウェストミンスター駅には、駅ビル(プラザ88)がある。当ビルには、映画館、スーパー、レストラン等、多くのお店が入っており、平日はダグラスカレッジの学生等で賑わっている。ただし、当駅近くにホームレスの方の施設がある等、治安はあまり良くなく、夜間に一人で外出するのは要注意。
ニューウェストミンスター駅の南側にある汽車用の線路を越えると、フレーザーリバー沿いに遊歩道、リバーマーケット、フレーザーリバー博物館、シーフードレストラン等があり、市民の憩いの場となっている。最近、当エリアの東部は開発整備が進められ、綺麗な公園となっている。当エリアには、フレーザーリバーを見渡せるお手頃な価格の築古低層コンドミニアムも多い。
(*ニューウェストミンスター駅の周辺は一日中列車の音がして困っているという苦情もある。詳細はこちら)
フレーザーリバー沿いの遊歩道、リバーマーケットの映像はこちら
フレーザーリバーを渡った地域(リッチモンドと同じ三角州エリアにある地域)であるクィーンスボロウは、海抜が低く地盤も弱いと思われる。この地域は住宅と工場が混在しており、汚染された土を扱う工場の建設に住民が反対していたりする等、住環境としてはパッとしないイメージもあるが治安は悪くない。最近、当エリアにはインド人も増えている。(詳細はこちら)
ロイヤル・コロンビアン病院のあるサパトンエリアのサパトン駅周辺では、タワーマンションが建設され続けている。線路の近くでは汽笛の音が問題になることはあるが、大きな警察署があることもあり比較的治安は良好。Savon FoodsやShoppers Dragがある等、利便性も悪くない。丘陵地にある中・高校までの徒歩でのアクセスはイマイチ。現在、ロイヤル・コロンビアン病院の拡張工事が進行中(総工費は$13.5億ドル以上、詳細はこちら)
過去10年以上の間、ニューウェストミンスターは「オールドタウン」のイメージを払拭すべく、シティーホールの周辺エリアを再開発してきた。当エリアでは、クリスマスシーズン等には、様々なイベントを開催する等、以前と比べて雰囲気が明るく賑やかになった。(詳細はこちら)
ニューウェストミンスターには、グレンブルック中学校をはじめとする評判の良い学校が多い。高校は、ニューウェストミンスター・セカンダリー(9~12学年)一校のみだが、2021年に校舎が新設され、IBプログラムを受けることもできる等、定評があり、留学生達にも評判が良い。(詳細はこちら)
ニューウェストミンスターとサレーをつなぐ橋(Pattullo Bridge)が14億ドルの建築費をかけリニューアルされることが決まった。車線は現在と同じ4車線になる予定。橋が完成すれば、サレーへのアクセスが良くなり、当エリアの住宅需要は更に高まることになりそう。(詳細はこちら)
2024年春ごろに、プールとレクレーションセンターが、100億円以上かけ、リモデリングされオープンする予定となっている。(詳細はこちら)