
ラングレーは、サレーの東側に位置し、メトロバンクーバーの最東端にあるエリア。カナダの内陸の田舎街を彷彿させる、古くこじんまりしたラングレーのダウンタウンのあるCity of Langley とその周りを囲む Langley Townshipの二つの市で成り立つ。2016年から2021年までの人口増加率が、グレーターバンクーバー内ではトップと人気がとてもある。(詳細はこちら)
大半が農地であるため、自然がとても豊かで、1エイカーを超す大きな敷地をもつ家も多い。まさにザ郊外といった感じで、農場、牧場、公園、ゴルフ場が多くアルパカ等の動物と直接触れ合えたり、果物や野菜を狩れたりと特に小さい子供のいる家族には暮らしやすい環境がある。
自然が豊かなだけでなく、コストコやウォールマート等の大型ショッピング店舗やアジア系の食材を販売する大型スーパー(Hmart,Hannam,T&T等)も大変充実しており、利便性もとても良い。テスラ、ポルシェをはじめとして、高級車のディーラーショップも多く、高所得者やヤング・プロフェッショナルも増えている。(世帯平均所得は、2020年時点で9万ドルを超えている)
米国の大型チェーン店がバンクーバーに進出する際、一番初めにお店を開ける地域としても知られているが、コロナ禍以降、ラングレーに本社を移動させたり、新たなオフィスをつくる大企業も少なくない。高速1号線の北側のエリアには、ホテルやオフィス、商業施設が多く造られることも計画されており、今後、ますます雇用が増えていくと思われる。
6年後位(2028年完成予定)には、スカイトレインがラングレーのダウンタウンまで来ることが決まっており(フレーザーハイウェイと196st、203stに駅が開設予定)人口はこれから20年で2倍になることが予想されている。(詳細はこちら)
市が高層コンドミニアムの建設許可を容易におろさず、賃貸物件の供給が少ないため、郊外にしては賃料が高く、空室率がとても低い。(2020年時点で空室率は2%、世帯の約4割は、1人か2人世帯となっている)
依然として南側や東側の地域に行くほど白人の割合が多いが、韓国、インド、中国系の人等、それ以外の人たちの割合も徐々に増えつつあり、特に人気のあるウィロビハイツエリアでは人種のバランスも良い。
価格面でも、メトロバンクーバーの中心地と比べ割安なため、毎日バンクーバーに通勤する必要のない方や家族が多く広めのお家が必要な方にお勧め。
バンクーバーから距離はあるものの、高速1号線へのアクセスの良い北側のエリアからであればバンクーバーへもそう遠くない。最近は、ウィロビハイツのカーボスにあるバス乗り場から15分おきに出ているバスでバンクーバー方面へ通勤している人も増えている。
ラングレーは、過去約30年の間、新興住宅地として開発され、メトロバンクーバーの中心地に住んでいた若いファミリーやリタイアした人たちが多く移り住んでくるようになった。
特に高速1号線と200stの東南部にあるウィロビハイツでは、近年物凄い勢いで新興住宅地が開発されている。注目されているプロジェクトに顧客満足度の高い開発業者VestaによるLatimer Height Project(30万㎡の敷地内に最終的に2000世帯の住居と商業施設、オフィス、6.9万㎡の緑地が入る)等、その他多くのプロジェクトがある。
この地域には築15年位までの築浅タウンハウスが多くあり、街全体が新しく洗練された雰囲気がある。高速1号線へのアクセスが良く、新たにリノベーションされたウィローブロックショッピングセンターやアウトレット店をはじめ多くの大型ショッピング施設へも近い等、利便性もとても良い。(詳細はこちら)
また、公園や散歩道、ラングレーイベントセンターを始めとした屋内外の運動施設等も充実しているため住環境がとても良い。(ウィロビコミュニティーパークの映像はこちら)
ヨークソン・コミュニティーパークは屋外運動施設の充実した大きな公園だが、これからもどんどん野外施設が整備されていく予定。(ヨークソン・コミュニティーパークの映像はこちら)
更に、216ストリート沿いに60万スクエアフィートのBC州最大で、世界トップクラス規模の映画撮影施設を造ることが計画されており、ウィロビタウンセンターのあるエリアを中心に今後もますます発展していくと思われる。(詳細はこちら)
ウィロビハイツは、IBプログラムのあるR.E. Mountain Secondary Schoolをはじめとして、学区の評判も良く、今後も若いファミリーや多くの移民者が移り住んでくることは間違いない。ラングレー、サレー周辺でタウンハウスを探すならイチオシのエリア。
ウィロビハイツから高速1号線を挟んで北側にあるウォルノッグローブは、ウィロビハイツより早く開発されてきた地域であり、築30年程の大きな戸建が多く、落ち着いた雰囲気がある。この地域には大きなショッピングモールこそないが、学力の高い学校、(フレンチイマージョンプログラムあり)塾、ジム、プールのあるレクレーションセンター等があり、若いファミリーに人気がある。大きめのサイズの戸建のお家が多く、落ち着いた雰囲気がある。
(ウィロビハイツ、ウォルナットグローブエリアの住宅街の映像はこちら)
ウォルナットグローブの東側にあるフォートラングレーは、フレーザーリバー沿にあるこじんまりとした街だが、洗練されたオシャレなアパレル店や人気のあるカフェや博物館等もあり、ちょっとした観光地としても知られる。キャンプ場やゴルフコース等もあり、アウトドア・アクティビティを楽しむこともできる。街の周辺にはヘリテージ風の洒落た外観のお家も多く、ふらっと立ち寄ってみても面白い。
(フォートラングレーの街の映像はこちら)
ウィロビハイツの南側で、高速10号線のすぐ南側のエリアには、ラングレーのダウンタウン(City of Langleyエリア)があり、市役所、図書館、コミュニティセンター、レストラン街、小売店、工場、そして多くの賃貸専用を含めた低層コンドミニアムのある住宅街がある。
このエリアは、ウィロビハイツやウォルナットグローブ等と比べ、価格がリーズナブル。(海抜の低さ、築年数のある建物や賃貸物件の多さ、高速1号線からの距離、ホームレスの方々がいらっしゃる等の理由)その価格の安さゆえに、バンクーバーやリッチモンド方面からこのエリアに引越して来るファミリーも多く、最近は低層コンドミニアムやタウンハウスの開発が増えている。ただし、このエリア(フレーザーハイウェイと203ストリート)にスカイトレイン駅ができることが決まり、着工が始まってから、価格が急騰している。
さらに南側のエリアは、公園やゴルフ場等、緑が多く、戸建住宅がメインな地域であるが、今後スカイトレイン駅が近くまで来ることもあり、今後も価格の上昇が期待できる。
ダウンタウンの東側にあるマレーヴィルには、大病院や小さなモールがあり、比較的新しく、大きな戸建物件が多く立ち並ぶ。人口が増えつづけ、住宅の需要が高まっている昨今、タウンハウスやコンドミニアムが多く建てられ始めている。スカイトレインが将来的にこのエリアまで伸びてくる可能性があり、開発業者や投資家がこのエリアの戸建住宅の購入に積極的に動いている。
ラングレーの最東端にあるアルダーグローブは、ラングレーのダウンタウンから車で20分程離れたところにあるこじんまりとした静かな街。屋外プールのあるレクレーションセンター、野外運動施設、セボンフーズ等の商店街があり、子育て中の人やリタイアした人たちに良い住環境がある。街が標高の高いところにあり、山や空の景色が綺麗に見える。マウンテンバイクを使って遊びたい人は、アルダーグローブ・アスレチックパークへ行ってみるのも良い。丘の上にあるこの公園は空に近くとても気持ちがいい。
(アルダーグローブ・ウォーターパークの映像はこちら)
ラングレーの南西エリアの一部は、海抜が低く、洪水警報が出されることもあるため、注意が必要(詳細はこちら)