エリザベス女王公園の隣に建つ新築物件のモデルルームを見学してきました。(ライアンレイノルズの実家やファーウェイ副会長の家も近い!)
まず、この地区のことを全く知らない人のために、バンクーバーウェスト地区を簡単にご紹介します。
この地区は、バンクーバーで最も値段の高い地区で、今回ご紹介する物件のある場所からは少し離れていますが、
映画音痴の私でさえ知っている超有名な映画俳優、ライアン レイノルズの実家や
かの有名なファーウエイの副社長の家があるバンクーバーの富裕層達が住んでいる地域です。
(落ち着いた雰囲気があり、とても住みやすそうなところです♪)
実はこの地域、今では大半が中国の本土から来た人たちで占められています。
多くの富裕層がここの地域を選ぶ大きな理由として、この地域にある中高学校は私立公立問わず学力が高いということがあげられます。
この地域で子供を学校に通わす知人から、経済力に自信がなければこのエリアで子供を学校に通わせない方が良いなどという話を聞いたこともあります。
どうやら、子供と同じ学校に通う富裕層の子供たちの影響で、自分の子供までもお金の使い方が派手になってしまい、子供の要求に応えるのが大変になるからとのことです。
ご紹介するプリセールコンドミニアムはVOYCEという物件で、バンクーバーウェスト地区の東端にあり、ダウンタウンから車で10分位のところにあります。
隣接まではしていないものの(惜しい!)、観光客もよく訪れるクウィーンエリザベス公園のすぐ隣にあり、
空港やダウンタウンまで直通の地下鉄駅も歩いて10分程のところにあります。(目の前に地下鉄の駅ができる予定もあります!)
これから凄まじい発展を遂げるショッピングセンター、Oakridge CenterやVancouver General Hospital, Children’s Hospital、Women’s Hospitalなどの大病院が近くにあるというのも魅力的です。
さて、物件についてですが、コンクリート造6階建の低層コンドミニアムで、完成は2023年半ばごろの予定となっております。
開発業者はForefieldという会社で、社歴がまだ10年と浅いですが、
近いうちに、大手開発業者とコラボし、サレーで2棟のタワーマンションを建設する予定とのことで今後の発展が期待される業者です。
ウェスト地区の物件は、使用する素材や家電製品もそれなりのレベルのものを使うのが基本です。
この物件でもキッチンアイランドやカウンタートップは勿論のこと、浴室の壁や床、キッチンのバックスプラッシュ等も大理石が使用されていましたし、キッチンの家電もクオリティの高さで有名なミーレのものがメインで使用されていました。
キッチンの収納スペースはとても使いやすい作りになっており、バスタブ、洗面台、クローゼットのデザインもお洒落で高級感のあるもので、とても好感がもてました。
窓は掃き出し窓となっており、天井の高さは9フィートあるため、小さなお部屋に開放感をもたらせてくれます♪
私が個人的にお勧めさせていただくのは、5、6階の公園側のユニットです。
キャンビーストリート沿いのユニットは、車の騒音がとても心配ですし、空気のクオリティーも心配です。
また、西南向きになるため、夏は結構暑いと思います。
そして、公園側のユニットでも、目の前にある一戸建が今後4階建の低層コンドミニアムに変わる可能性があるため、
公園の眺望やプライバシーを維持するためには5、6階である必要があります。
勿論、良いユニットはそれ相応のお値段となるのですが。
こちらの物件は、
ストォデイオで61万ドル、$1280/sf、1ベッドで69万ドル、$1314/sft、からですが、
70万ドル以下の物件は駐車場が付いていないので(1台4万ドルで購入可)、安いのかどうなのか判断が難しいところです。
近くのオークリッジセンターのタワーマンションは$2000/sftからですし、
一昨年から昨年にかけて売り出されていた近隣の1ベッドルームは80万ドル以上しておりました。
それらの物件と比べると確かに安いのですが、近隣で完成直後もしくは直前に売り出されている物件が$1200/sftに満たない物件も多く、これらの物件と比べると割高感を感じます。
コロナ禍にもかかわらず、昨年の同時期と比べてもグレーターバンクーバー全域で売買が多くなされており、けして値段が落ちているとはいえなののですが、プリセールコンドに関しては、(特に中国人バイヤーの影響がとても大きいこの地域の物件)売買が鈍く、値段の上値が重いようです。
よって、今はお客様にお勧めするとするならば、完成数年後の築浅物件をお勧めした方が無難だと感じている次第です。
ただ、これから数年の間にバンクーバー(特にダウンタウン)にアマゾンをはじめとして多くのIT会社で従事するプロフェッショナルが入ってくることが確実となっているため、結局このエリアの物件の値段は上がっていくことと思います。
(当物件の真横に建つ予定の物件です。今後もキャンビーストリート沿いには低層コンドミニアムが多く建っていく予定です。今後もバンクーバーは益々発展していきます!)
本日も長文をお読みいただきありがとうございました!
追記)
先日、知り合いの同業者から頼まれ、新築物件の引き渡しを手伝いに行きました。オプションで付けたキッチンアイランドが予想より大きすぎ、リビングルームにソファーも置けない状態でした。
結局自分たちでオプションで付けたキッチンアイランドを取り外しましたが、床に取り外した後の跡が残ってしまうことに。。。
開発業者はウェストグループというこちらで最大手の不動産会社でありましたが、これまでコマーシャル物件を専門でやっていたこともあり、まだレジデンシャルに関しては素人だったようです。
新築物件のオプションは実物を見れないことが多いため、オプションの選択は要注意なことと、やはり開発業者に関してもその道のプロなのかをよく見極める必要がありそうです。
2020年07月20日 14:24