40歳で大学生に!
もともと妻は、韓国の大学で文系の学部を出ているのですが、今回は工科大学で理系の学部に挑戦しています。
20年近い学業生活のギャップがありながら、こちらの学校の中でも授業についていくことが難しいと言われるハイレベルな学校での英語での理系の授業を子育てと両立させながら果たしてどこまでできるのか。。。
科目は7科目とのことですが、開始早々これとこれはもうすでにドロップアウト前提だという科目もでてきています。
実は、多くの学生がすでに4年生の学校を卒業したあとに、こちらのBCITという学校に入り直すことが多いのです。
卒業後の就職率がとても高いためです。
妻のクラスも半分以上は4年制の大学の卒業者ということで、30代以上のネイティブスピーカーが多いようです。
妻は自分が一番英語が下手だと嘆いていました。
授業は、今のところほぼすべて家でオンラインで受けています。
ですので、ご飯をもぐもぐ食べていても、横のトランポリンで飛び跳ねながら受講していても何のお咎めなしです。
勿論、学校にいくこともほぼないので、時間や交通費そしてエネルギーの節約になり、変な言い方をしてしまうと、コロナ禍の恩恵を受けているといっても良いでしょう。
一日中、パソコンと睨めっこしながら勉強する彼女をみていて、学生は大変だなと思いながらふと自分の学生時代のことを思いました。
自分は韓国で大学に通いましたが、日本や韓国は大学に入学するまではとても大変ですが、入ってしまえばあとはテキトウに課題や試験をこなせば大学生活はそつなくこなせると思います。(就職活動には結構労力をさかれるようですが)
こちらはというと、大学に入るまでは、日本や韓国に比べると相当ルーズな学校生活が送れます。(ある意味、健全なのかもしれません)
しかし、大学に入った後は、日々を追われるように勉強しなくてはいけません。成績が悪く留年したり、大学を中退するようなことはざらです。
大学に入るまで猛勉強が必要なのは、どうやら日本、韓国だけではなく、中国、台湾、シンガポール、香港等の東アジアの国々ではほぼ似たような状況のようですが、(それでもこれらの国々の中で日本は一番ルーズなのかもしれません)個人的には、高校くらいまではやりたいこともまだまだ決められていないでしょうし、もっと遊べる、心身共にゆとりのある生活を送らせてあげたいと思うので、こちらカナダの学校のシステムはとても気に入っています。
私は、大学だけでなく、中学、高校も韓国で学校生活を送りましたが、高校時代はまさに勉強一筋の生活を送らざるおえませんでした。😨
朝は7時までに学校に行き、0時間目の授業が始まります。もう20年以上も前のことになりますので、はっきりと覚えていないのですが、確か毎日10時間目までクラスがあったように思います。
ちなみに、朝7時に間に合わない場合(もしくは、前髪が3センチ以上伸びている場合( ;∀;))は、学校の前で立たされ体罰が待っています。
そして、授業が終わってから持参してきた夕食用のお弁当を食べ、そこから夜の9時まで自習時間です。この自習時間に寝ていたり勉強以外のことをしていたのが、見回りに来た先生に見つかった場合は、大変なことになります。
廊下に出され、腕立て伏せの体勢にさせられる等の体罰が待っています。
この夜間学習が嫌でこっそり逃げ出す生徒もいるのですが、大抵はみつかり次の日には体罰を受けることになります。
この夜間学習時間、通称「ヤジャ」は夜の9時に終わるのですが、一部の学生たちはその後、朝の1時まで塾に通っていました。
翌朝7時までに通学しないといけないことを考えるとかなりハードなスケジュールです。
それだけでなく、夏、冬休みもほぼ毎日学校に来て勉強しないといけないことになっていました。
私の場合は日本にある実家に帰ることを理由に休み中の通学はま逃れましたが、ほとんどの学生たちは休みの期間中、学校に来て自習を行っていました。
私の通っていた学校には、学際や体育大会みたいなものもほとんどなく、ようは高校時代はともかく勉強させられていたといってよいでしょう。
やりたくて、関心があって自発的に勉強していたわけではないので、高校の時に学んだことで今だに覚えていることがほとんどないのが皮肉なところです。(´・ω`・)エッ?
好きこそものの上手なれという言葉があるように、やりたいこと、好きなことをやるべきだと再度思わされます。
今日は、自分の学生時代のことを書くつもりはなかったのですが、結果的にそうなってしまいました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
先週、私が撮ったノースバンクーバーのキャピラノリバーリージョナルパークの写真です。
機会があればぜひ行かれてみてください♪
2020年09月29日 03:40