ノースバンクーバー
ウェストバンクーバーの東部に位置し、南はバラード入江、北は北岸山脈と接しており、大きな木が多く、幾つもの小川とそれに沿うトレイルがある自然のとても豊かなエリア。グレーター・バンクーバー内でも最も人気のあるエリアといっても過言ではなく、実際にカナダの幸福度の高い都市ランキングでも、BC州トップを獲得している。(全国8位、詳細は
こちら *Globe and mailの調査では、国内2位、高齢者から子供まで広い世代から人気がある)
山の麓に位置し雄大な景色が見れるのは良いが、ウェストバンクーバー同様、他地域に比べ
降水量がとても多く起伏が激しいため急勾配で曲がりくねった道路も多い。
当市では住民の平均所得が高いこともあり、図書館、屋内外の
運動施設、コミュニティーセンター等の公共施設が綺麗で充実している。(ただし、深刻なお医者さん不足の状況にある。詳細は
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リン・キャニオンパーク、ディープコヴ、キャピラノ・リバー・リージョナル・パーク(一度は立ち寄る価値あり)等、大自然に溢れた公園やフィールドトラックが整備されている
マホン・パーク、その他ハイキング・トレール、スキー場、ゴルフ場等も多々あり、アウトドア・アクティビティを満喫できるのも魅力。
山の南向き斜面および麓には一軒家を中心とした住宅が建ち並び、バラード入江の沿岸には、倉庫・工場等の工業団地が広がっている。
高速道路1号線の北側一帯は敷地の大きな高級住宅地となっており
高所得者層が多く住む。特にウェストバンクーバーに隣接し山の中腹にある
キャニオンハイツ周辺は、BC州トップのハンズウォース高校があることもあり人気があり価格帯の高い物件が多い。
ロンスデールエリアは、ノースバンクーバーの中心にあり、港町として古くから栄えてきた。港に隣接するQuay Market内には、フードホールがあり、多くのローカル店で賑わっている。造船所の跡地は、再開発され、冬にはスケートリンクになる等、市民の憩いの場となっている。海沿いの遊歩道とサイクリングコースは、ウェスト・バンクーバーのホシュベイまで続く。港からは、バンクーバーのダウンタウンとの間を往復するシーバスも出ている。
ロンスデール・アヴェニュー沿いには、Wholefoodsをはじめとした多くの商店が立ち並び、若者や子持ちのファミリーに特に人気がある。当エリアには、新しくリモデリングされた市役所、劇場、図書館、病院、公園等があり利便性も良い。現在、ハリージェローム・コミュニティセンターは、$230ミリオン以上かけ再開発中であり(2026年完成予定)、当地域の利便性や快適性等をさらに高めることは間違いない。(詳細は
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リン・バレーは、ノースバンクーバーの中では、比較的リーズナブルな地域でありながら、学区の良い小学校、新設された図書館、プールやアイスリンクのあるコミュニティセンター、ハイキングコース等があり、特に小学生の子供のいる若いファミリーに人気がある。
ノースバンクーバーは眺望の良い山の高台のエリアが一番価格帯が高く、また西側の地域の方が東側の地域より高い。東南エリアにある
バラード・インレットには、原住民から長期リースをして開発された新興住宅街がある。このエリアの物件は新しくとてもリーズナブルであるため、どうしてもノースバンクーバー!という人にはお勧め。
過去10年間、ノースバンクーバーの中心エリア(シティー・オブ・ノースバンクーバー)では積極的な不動産開発が行われてきたが、未だに、ノースバンクーバーで働く人の大半が同エリア外に住んでおり、レントはダウンタウンより高い等、住宅不足が解消されていない状況が続く。(詳細は
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ラッシュアワーの時間帯は、バンクーバーとの間にかかる2つの橋が混雑していることが多いため、(特にイーストバンクーバーとの間を結ぶセカンドナローズブリッジ周辺は混み合う)ウェストバンクーバー同様、出勤、子供の送り迎え等でラッシュアワー時にどちらかの橋を利用しなければならない場合は要注意。
(ロンスデールの港からはバンクーバーのダウンタウンにあるウォーターフロント駅との間を往復するシーバスが出ている)
ノースバンクーバーは、もともと白人の多いエリアであったが、ここ数年、多くの白人がラングレー等の郊外に移り住んでいることもあり、住民の半数は、イラン人で占められているとも言われる。多くのイラン人は、母国の不動産価格の上昇により資産を築き、バンクーバーでも積極的に住宅を購入しているが、反面、消費に消極的な人が多いとも言われる。それゆえ、今後のノースバンクーバー内のビジネスやコミュニティの維持にマイナスな影響を与えるかもしれない。これからも、母国での政治的迫害を逃れ、多くのイラン人が移住してくる可能性が高く、当エリアがどのように変化していくのか注目したいところ。
現在、ノースバンクーバー最大のショッピングモールであるキャピラノモールの再開発計画が進行中(詳細は
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